第3話 グレッグノーマンを育てた「チャーリアープ プロ」の紹介
オーストラリア ブリスベンに有る、通称 RQ 「Royal Queensland Golf Club」のヘッドプロ チャーリアーププロとの交友談です。
Royal Queensland Golf Clubは、大英帝国が植民地化していた時に「ロイヤルクインズランドGC・ロイヤルメルボルンGC・ロイヤルアディレードGC」等いくつかのROYALの冠を付けたゴルフコースが造られた。 <名門中の名門である>
時々、インチキROYAL CLUBが存在するが、RQは70年の歴史をもちイギリス国王ファミリーが名を連ねる名門ゴルフクラブである。
しかも、世界的に有名となったトーナメントプロゴルファー「グレッグノーマン」を生み出したコースでもある。距離は短いが、数千本ある大樹(高さ&横幅50M〜70M)があらゆる弾道を必要とさせ・ブリスベン河の風がグリーンを硬くし、その風がボールを曲げるので有名で有る。このように戦略性に富み難度の高い超一流のゴルフコースでもある。
クラブハウスには、オーストラリアの英雄「グレッグノーマン」少年期の写真やクラブチャンピオンネームが誇らしげに飾られている。
18年前、始めて会ったチャーリープロはRQの名誉あるヘッドプロ。AUSTRALIA PGA
の重責を務め、幼少期から世界的トーナメントプロとしてのグレッグノーマンを育て、グレッグノーマンジュニアーファンデーションの会長でもある。フロリダに在住のグレッグノーマンよりこのジュニアー組織をあずかって運営管理をしていた。
身長170センチ位でけして大きくはないが、鷲鼻の精悍な顔・筋金入りのファイトとユーモアあふれる紳士である。チャーリープロと待ち合わせをした時、友人が蜂に刺され病院によってから行った為に遅れてしまった。その言い訳をしたら、チャーリーさん曰く「今度刺す時は、下半身に2度程刺すように蜂に頼んだら・・」といきなりの一発ジョークで全員が大笑い・・なごやかな場となりました。
私がオーストラリアに始めて行ったのは20年前の1986年。それまで数回誘われたのですが、アメリカ大好きの私は何か気分が乗らず断り続けておりましたが、結局行く事になりブリスベンーゴールドコースト(7日間のゴルフツアー)に行きました。
勿論、一目惚れです・・・
青い空と海・緑とウォーターフロントの美しい住宅、すっかり気に入ってその日に家を注文してしまったほどでした。
それからは年に8〜10回、多い時には年に6ヶ月くらい滞在しました。結果、多くのオージーと友達となり楽しいオーストラリアが始まりました。
1990年、長男が明大中野中学1年生の時にゴルフ部の仲間達とグレッグノーマンジュニアーゴルフファンデーションとの対抗戦をやろうと言う事になり参加したのがチャーリープロと出会うキッカケでした。
試合の結果は、オーストラリアジュニアーはとても上手く成績は散々でしたが、ホームスティをさせオーストラリアの人々との交流は子供達にとってもよい経験でした。その後、5年間交流試合をつみかさねて「GREG NORMAN JUNIOR MASTERS」に代表選手招待枠を頂けるまでになったのです。
クインズランド州は、水曜日スポーツディーと決まっており子供達は学校に行かず自分のやりたいスポーツをする日となっております。したがって、ゴルフをしたい子供達はコースに行くとGNJrFのボランテアがスタートで待っており、子供のゴルフ経験によって配慮した組み合わせをしてくれるのです。感心したのは、ゴルフが初めてのベトナム移民の子供が参加した時、ハイスクールの子に「君はあの子の面倒を見なさい」と同じ組み合わせをしたところ自分のゴルフそっちのけで一日中面倒を見ておりました。
ベトナムの子供は言葉も出来ず、クラブも握った事が無い、緊張で手が震えていたのに上がってきた時はお兄ちゃんにまとわり付いて離れません。―子供達はすっかり仲良しなのですー 移民の国の素晴らしい所を見せつけられました。子供達の参加費用はA$5(400円)だけです。ジュースとハンバーグの食事代である。そして(5歳まで部・6〜7歳の部・8〜9歳の部・10〜12歳の部・17〜18歳の部)と2歳ごとに分かれて、グレッグノーマンより年間数百本のトロフィー・マダルの寄付がありそれを表彰してくれるのだ。
感心するのは、ボランテアがマイクをもって「グレッグノーマンありがとう・チャーリーさんありがとう・ハンバーグのおじさんありがとう・カワナミさんありがとう・ボランティアのみなさんありがとう」と毎回必ず一人ずつ壇上にて言わせます。感謝と人前でのスピーチを教えているのです。
チャーリーさん曰く、「子供達はスポーツをやりたいのです」「子供はお金が有りません」したがって「身なりは何でもいいークラブはメンバーから集めた古い物をカットして使わせます」「ゴルフスポーツを通じて人間性を養えるはず」と確固たる主旨をもって運営している。
5ドルだけを親が出し「お腹を一杯にさせて、平等に一日遊ばせる」そして時にはグレッグノーマンのような世界的プロゴルファーが生まれるかもしれない。事実、全米女子トーナメント賞金王のカリーウェッブもGNJrFの一人である。「ボランテア全員が愛情をもってジュニアーゴルファーを楽しんで育てているのです」チャーリープロは、1年半前に定年でローヤルクインズランドGCを退任した現在、Greg Norman Jr Golf Foundation名誉会長を務めながら、息子達と大好きな釣りをして今日も元気でジョークを飛ばしているそうである。
 
チャーリプロとグレッグノーマンの写真・ G ノーマンをレッスンしている写真

チャーリー夫妻を日本に招待した時の写真(マーガレットさん・チャーリープロ・川波)
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