第6話 中国 上海編
はじめて、中国・上海に行ってきた。 今迄に、数回誘われたが「サーズ」等の理由でチャンスを逸していた。 以前から、トテモ興味のある国―私の海外経験では、計り知れないものを感じる。
それは、中国の歴史と政治・国の大きさ―急激に経済が発展して、大変化を起こしている国の人々。TVやニュースでは聞いていても、其の状況変化を目の当たりにしないと実感が沸かない。
しかも、ゴルフ業界にいる者として、近い将来に中国・アジアに進出するチャンスはある。其のためにも、現実の情況を肌で感じて来たい。
8月8日(火)
成田空港(朝9時50分)ANAにて出発。
離陸後60分程で昼食、きのこのリゾットとざるそばがなかなか美味しい。映画を一本見終わる頃(12時40分)到着。約2時間30分の飛行時間である。
税関もスムーズに通過し、迎えの崔さんの車で60分程、上海市内に到着。 気温40度、湿気でとてもムシ暑い。(上海は今一番過ごし難い季節) 上海蟹の獲れる10月〜12月が一番良い季侯だそうだ。
位置関係を知る意味で、上海の象徴―「トウホウミンジュウ」上海TV塔(400 m )に上って360度の大パノラマを見た。
大河を見下ろす80階建てのビル群は、東京とはスケールが違う。ニューヨークのマンハッタンと言ったほうが合う。地震が無い為に、秩序の無い乱立した建物群「俺のビルはこれだー」と言わんばかりに高さを競い、デザインに特徴をつけている。
「ガンダムロボット」そのものに見えるビルもある。 上海は不動産バブル状態―ビルやマンションを買い漁る人々で一杯だそうだ!
夜景に映し出されたマンションの窓には明かりが見えない。ほとんどが投資目的の売買いなので空き家状態なのである。
しばらくドライブしてから、フランス領時代のレンガ風の建物「新天地」に行き、ショップ・レストラン・カフェの並ぶお洒落なミニ街でお茶を飲みながら休憩。 以外だったのは、色っぽいダンサー達が踊っているショーが上演されていた。
一時間程休んでから、HOTEL「新錦江飯店」にチェックイン。展望台回転レストランのある上海一番(中国系では)のホテル。旧オオタニをモデルにしたような建物である。古いがまあまあの設備で、問題はウォシュレットが付いてないくらいである。
中国は、水道水が一切だめでビン詰めの飲料水のみ使用しなくてはならないのが問題。 (ウガイも水道水ではしない方が良い)
夕食はもちろん中華料理を食べに出かけたが、その上海料理屋は香料が強く我々には合わなかった。コースメニューでは白菜の炒め物だけに箸が向く。したがって紹興酒を飲みすぎてしまった。
その後、上海雑技団を見に行った。 昔風と思いきや、スマートにショーが演出されており、芸は中国の十八番でありとても素晴らしかった。
8月9日(水)
朝食後、湯臣(トムソン)ゴルフ倶楽部に表敬訪問。市内にありコンドミニアム付きゴルフコースで一番人気があるそうだ。
設計者 加藤俊輔氏―街中の美しい箱庭的コース。(カワナミゴルフスクール提携)昭和の森GCそのままの雰囲気。設計者のいたずらか、クラブハウスから見える18番には「ミニ富士山」が見える。
隣接したドライビングレンジは、オーストラリアプロチームが運営にあたっており、ゴルフアカデミーには貴婦人達がレッスンを受けている。
場務部球管課経理 林氏に、中国ゴルフ界の実情についてのレクチャーを受けた。入場者数年間18,000人(一日50名)と中国では多い。貧富の差が大きいので一般ゴルファーはいないに等しい。プロゴルファーも全土で約30名程であるらしい。(日本は約5、000名)
「中国も日本の後をたどりますので、色々な分野で提携をして勉強をしたい」との事でした。「特に、コースメンテナンス部門に専門の機械類が入りはじめるので、操作技術を教える事がテーマと成っています。それと、ゴルフ協会の充実を計る事が大切です」と、林氏が強調しておりました。
午後から「上海カントリー倶楽部」に行き、副総経理 馬氏と旅行社 大平氏と喜田プロ他二名とラウンド。
設計者トレントJRジョーンズーご多分に漏れず、凹凸のフェアウエーとポットバンカー約180個所(ワンHOLEに10個所)配置されたコース。ティーショット(190Y〜230Y)でバンカーに入れたら「さー大変」ダブルボギーは当たり前です。私もワンラウンド5個所もダボ・トリプルが出てしまいスコアーは散々でした。
客が少ない性でメンテナンスが悪く、しかもグリーンが遅いのでやる気を無くしました。次回にプレーする時は、グリーンだけでも整備してもらいたいと話してきました。
クラブハウスは雰囲気のある建物で、レストランは食事も美味しく、ショップもマーク入りのシャツ・帽子等なかなか良い品揃いでした。
其の夜は、夕食がてらショッピングに出かけ二時間程歩きました。男物のGシャツ400円・コットンパンツ300円と安く、お土産にどうだろうかとも考えましたが、ちじみそうで止めときました。
8月 10 日(木)
賓海高瑠夫倶楽部( Binhai Golf Clnb )にて旅行社管轄経理 載氏・大平氏と 3 人でプレー。
上海では一番歴史があり、在住の日本人より多くの影響を受けているコース。設計者はピータートムソンー全英オープン優勝者で、オーストラリヤではグレッグノーマン前の英雄として今も崇められている大御所プロである。したがって、テフトン芝を使用し池を多く配置したオーストラリヤスタイルのコースです。キャディー3人とカート 2 台でラウンドをしたが、チップも含み 10,000 円のプレーフィーでした。昼食もおにぎり・焼きそば等がメニューにありとても美味しかった。
夕食は日本人に合う中華レストランを探して、中華とお酒を堪能した。4人で8人前位食べて 6,000 円と安かった。
其の後、一時間ほど大型遊覧船に乗り、上海の美しい夜景と中国音楽を聞きながらの楽しい一時でした。
8月11日(金)
帰国日―朝10時HOTELを出発し、市内より空港まで「リニヤモータートレイン」に乗りました。上海市内から空港まで40 km を最高時速430 km で走り、飛行機以外の乗り物では初めてのスピードでしたが、揺れも無く滑るような動きが快適で、たった7分間で到着致しました。
車が増え続けて道路が間に合わない上海で、車を購入するには購入価格プラス上海ナンバー取得料約60万円が必要です。決められた時間(ラッシュアワー)に市内を走るには、上海ナンバー以外の車は禁止となっているそうです。
この四日間、車・自転車・バイク・人が入り乱れて動く街に、交通事故を一軒も見なかった。 崔さん曰く「日本のように平和ボケしている暇は有りません」の一言。
中国人は、今日を生きる為に五感を働かせて動きまくっているのです。今回の旅行では、今の日本には無い民衆の活力を十二分に感じました。
後、五年もしたら「大ゴルフブーム」が来ているでしょう。
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