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鈴木敏彦のゴルフ講座
第8話   悪夢の一日「二代目横綱若乃花とおかまのゴルフ仲間達」

二十数年前に、ゴルフコンペ参加の為「高根カントリークラブ」に行った。
いつもの様に、60分前コースに到着し、30分程ショットの練習をしてから、20分はパッテングをする。
其の後、10分程コーヒーを飲みながらスコアーカードをチェックし、今日のスコアー計画を立てる。

特に、朝のパッテング練習は欠かさない。コースグリーンの芝生の特徴をつかみ、微妙な距離感・方向性・自分のその日の調子等を掴むように心がける。
パターは直接スコアーに関係するからだ。(シングルプレーヤーは全員やっている事)

@ コースでのパッテング練習方法は、ボール3個を出し、長めの距離(30mと15m)の往復をし、直径1mの円にまとまるように打つ(平坦・上り・下り・スライス・フックラインを考えて練習)。
A次は、(2m)の東南西北からの(ストレート・フック・スライス・上り・下りラインの距離感・曲がり度・狙いの程度)の確認。
B最後に、絶対外してはいけない(50cm)のパットを、東南西北から練習してからスタートをする。
*フック・スライスライン(左右のカップの淵から入れる練習)をしておく事。
* 芝はコースによって微妙に違いがある。(芝は500以上種類がある)
* 目の錯覚が有り、特に高齢者ほど間違いやすい。
* ホールとボールの「ネライメ」にスパットを決める事。

本日の「ゴルフあれこれ話」は、パッテング練習中に始まる。
私の狙っている穴に、スピードのあるボールがコロガッテきた。 
きっと「初心者が打ってきたのだろう」と気にせずにいた。すると、またスピードのあるボールがきた。
「ナンダー」と顔を上げると、35歳ぐらいの男が笑いながらこちらを見て頭を下げている。
ダンサーのようなピシーとした「黒のスラックスとピンクのシャツ」を着て立っているのだ。 「ニコーと笑っているー」・「変なヤロウだなー」と思いつつOUTスタートに行く。

すると、我々の前の組は「二代目横綱・若乃花」。 丁髷にゴルフスタイルだ。
そして、一緒に来ていた二人のゴルファーがさっきの連中である。
会話は「おねい言葉」だった。

打順を決めているーおかま同士で、譲りっ子している。「はやくしろー」
「つい見てしまう」・・
すると、「ビッチリスタイルおかま」と目が合う???
早く打て「 ○ ○ め」・・
ティーショットのアドレスも、何か不自然である。 「内股だ」・・
もう一人の、「寅さん顔のおかま」が打った! スゲーパワーだ・・「男だから」・・
やっとスタートして行った。 内股がチョコチョコと早足で歩いて行った・・
「こっちを振り返っている」・・「カンベンしてくれ」・・
横綱はノソノソ・・おかまはチョコチョコ・・・

なるべく、離れて行こうと見えなくなってからスタートした。
<昼食でも会う>
我々のパーティーはスコアーが悪いので「おかまのせい」と話題はそればかり。
<INコースでも会う> 
相変わらず「寅さんおかま」はボールも飛ぶし、中々上手いゴルフをする。
「顔もごつくて男ぽい」「ガニ股」である・・
プロゴルファーにこんなのがいたナー「ソウダ!飯合プロみたいだ。」 
―おかまは失格かもしれない。「三枚目で受けているのかもしれないな?」と仲間と会話が弾む? 
その直後、大ダフリ。仲間は林に打ち込む。

「俺達は、ゴルフ中に何を考えているのだ」―馬鹿みたいー

<プレー終了後、風呂でも会う>
若乃花の背中を二人で洗っている。腰にしっかりバスタオルを巻いている。
時々、こちらを見て微笑む・・最後まで「気持ち悪い」

スコアーも覚えていない―「悪夢の一日」のゴルフだったー

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